仕事中には何を飲む?おススメの飲み物特集!

カラダにいいチョイス

「ちょっと一息つくか」といくタイミングで登場する「飲み物」は、仕事の集中力をアップさせたり、リフレッシュにつながったりと欠かせない存在です。
それぞれにお好みのチョイスがあるかと思いますが、せっかくならば選んだ飲み物にどんな働きがあるか知っていると、飲み物の選択の幅もぐっと広がるのではないでしょうか。
今回は仕事中にもおススメできる飲み物とその働きについて詳しくみていきましょう。

仕事中には何を飲む?おススメの飲み物特集!

仕事中に飲まれる代表的なドリンク類は?

一般的に仕事中に飲む飲み物といえば、お茶系(緑茶、紅茶、麦茶、etc・・・)やコーヒー、水などがその代表として挙げられるのではないでしょうか。それぞれの良いところを見ていきましょう。

◎お茶の良いところ

紅茶や緑茶には不安や緊張感を和らげる働きがあり、リラックスしたい時だけでなく、実は集中したい時などにもおススメです。また麦茶やハーブティーなどのカフェインを含まないお茶は、香りやさっぱりとした後味なども選択のポイントになりますね。

◎コーヒーの良いところ

コーヒーの香りにはリラックス効果があると言われ、気分をリフレッシュしたい時に役立ちます。また、カフェインは眠気覚ましに良いですね。

◎水(白湯)の良いところ

日常的な水分補給に一番適しているのは、やはり水ですね。体に優しいことはもちろんですが、持ち運びも手軽で、場所を選ばずこまめに利用できるのも良いところ。白湯は内臓を温めるので冷え性予防や免疫力アップにも効果的です。

特に注目したいコーヒーや緑茶の健康的な働き

ポリフェノールはサビから体を守る抗酸化成分で、コーヒーではクロロゲン酸、緑茶ではカテキンが有名です。
クロロゲン酸はコーヒー豆が害虫から身を守るために蓄えた成分、そしてカテキンはお茶の渋み成分です。これらのポリフェノールは強い抗酸化作用も持ち、紫外線から体を守りシミの予防に働いたり、活性酸素を抑えて老化予防に働いたりと、体にとって頼もしい味方になってくれます。
それぞれのポリフェノールは、同じように働く訳ではなく、抗酸化に働く範囲が異なっているので、適度に両方飲むのが良いと言われています。

こんな時にはこのチョイス

ライフスタイルやシチュエーションに合わせて飲み物を選択できると、仕事の効率も上がってストレス少なくすみそうです。こんな場面におススメ!という飲み物を選んでみました。

◎仕事のスタートには

仕事の始まりに集中力を高めたいならコーヒーがおススメ。コーヒーに含まれるカフェインには頭をすっきりさせてやる気を起こさせる働きが期待できます。

ただし、寝起き1~2時間はコルチゾールというホルモンが活動し、眠気を弱め、体が活動する準備を始めます。カフェインがその働きを邪魔しないよう、コーヒーを飲む際は起床後2時間程たった後にしましょう。(覚醒効果が妨げられ、かえって眠気やだるさを引き起こすことがあります)また、空腹時のカフェインは胃を痛めるのでご注意を。

◎起床後に何も食べられなかったときは

起床後、お腹が空いていなかった。食べるより寝ていたかった…。そんな時でも忘れて欲しくないのがたんぱく質の補給です。

【おススメドリンク】牛乳、豆乳、オーツミルク、アーモンドミルクなど

起床後にたんぱく質を適度に補うことで、脳の機能や、頭を使った作業効率が上がることが分かっています。

◎午後の眠気対策には

覚醒作用があるカフェインを含んだものが効果的です。また、温かい飲み物も体の深部体温をあげて脳を活発化するので、その相乗効果を狙った飲み物をチョイスしてみましょう。

【おススメドリンク】ホットコーヒー、ホット紅茶、ホット緑茶など

エナジードリンクは頻繁に飲むと肝臓に負担がかかるので要注意です。

◎重要な会議前のリラックス効果

緑茶に含まれるテアニンにはリラックス効果があり、玉露などの高級茶には多く含まれています。またジャスミン茶の香りにはリラックス効果やストレス軽減作用があります。
シーンやお好みに合わせ選択してみましょう。

◎小腹が空いたときは

特に豆乳の大豆たんぱくや牛乳に含まれるたんぱく質には消化吸収に時間がかかるものもあり、満腹感を得やすいメリットもあります。

【おススメドリンク】牛乳、豆乳、オーツミルク、アーモンドミルクなど

仕事中にちょっと小腹が空いた、そんな時には起床後と同様にたんぱく質を多く含んだものがおススメ。

カフェインと水分補給の注意点

コーヒーやお茶などカフェインが入っているものは利尿作用があるため水分補給には向いていないということも言われますが、体にはもともと水分量を調整する働きが備わっていて、実際のところ、コーヒーやお茶で脱水してしまうという心配はありません。
カフェインが入っている飲み物は、飲み過ぎると胃を痛めてしまったり、睡眠の質にも影響したりするので、1日に2~3杯までにするなど、適量で楽しみましょう。甘いジュースなど糖分の入ったものは血糖値を急上昇させ、生活習慣病のリスクが上がるので水分補給には向いていません。

まとめ

私たちは飲み物からの水分補給が不可欠です。また飲み物は、それがあることでホッと一息つく機会をもたらしたり、時にはやる気を生み出したりと、私たちの日常になくてはならないアイテムとも言えます。ライフスタイルや趣向に合わせて、選択を楽しみながら上手に活用しましょう。

【参考文献】
・農林水産省「カフェインの過剰摂取について」
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/hazard_chem/caffeine.html
・保健指導リソースガイド「コーヒーを1日に最大3杯飲むと脳卒中や心臓病のリスクが低下」
https://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2021/010364.php