そのやり方、実は逆効果かも？6つのクイズで正しいダイエット法をチェック！

ダイエットの情報はあふれていますが、「良かれと思ってやっていたことが、逆に太る原因になっていた…」なんて経験、ありませんか？
流行や噂に振り回されず、自分に合った方法を見つけるには、正しい知識を身につけることが大切です。
今回はクイズ形式で、ダイエットの大事なポイントを一緒にチェックしていきましょう。

そのやり方、実は逆効果かも？6つのクイズで正しいダイエット法をチェック！

Q1.ダイエットへの取り組みで正しいのはどちらでしょう？

A：最初から最後まで同じプランをコツコツ続ける
B：体重と体脂肪率など、体の変化に応じてプランを柔軟に見直す

正解：B
【ポイント】
一度決めたプランを変えずに進めるのは良さそうに思えますが、ダイエットは体の変化に合わせた調整が必要です。
体重や体脂肪が減るにつれて停滞期も訪れるため、その都度プランを見直す柔軟さが成功の秘訣ともいえます。

Q2.夜遅くに食事をすると太りやすいのは本当？

A：夜遅い時間の食事は太りやすくなる
B：食べた時間よりもカロリーの総量が大事なので関係ない

正解：A
【ポイント】
夜遅い時間の食事は、体内時計の影響でエネルギーが脂肪としてたまりやすくなると言われています。特に夜の22時以降は、副交感神経が優位になって体がリラックスモードになるため、消化のスピードも遅くなり、結果として、脂肪をためやすくなってしまいます。
また、寝る直前の食事は睡眠の質を下げ、代謝の低下にもつながることがあるので要注意。できれば、夕食と就寝の間は2時間以上あけるのが理想です。

Q3.空腹を感じてから食べたほうが脂肪は燃えやすい？

A：はい
B：いいえ

正解：状況による（部分的には正しいことも）
【ポイント】
空腹時には、体脂肪がエネルギーとして使われ始めることがあります。
しかし、空腹の時間が長く続くと、血糖値が大きく下がりやすくなり、ドカ食いや代謝の低下を招いて、かえってダイエットを妨げてしまうことにもなりかねません。

Q4.ダイエットへの考え方で正しいのはどちらでしょう？

A：体脂肪率や見た目の変化にも注目すべき
B：何よりも体重を落とすことが最優先

正解：A
【ポイント】
ダイエットというと「体重」ばかりを気にしがちですが、実は体脂肪率や見た目の変化もとても大切です。筋肉は脂肪より重いため、筋トレをして引き締まった体になっても、体重があまり減らないことがあります。また、体重の数字に一喜一憂してしまうと、それ自体がストレスになることも。

Q5.ダイエット時のお酒の飲み方で正しいのはどちらでしょう？

A：糖質ゼロの焼酎なら太らないので、量を気にせず飲んでOK
B：アルコールは肝臓で代謝されるから、量を気にせず飲んでOK

正解：どちらも間違い
【ポイント】
焼酎は糖質ゼロとはいえ、100mlあたり150〜200kcalになることもあり、決して“ノーカロリー”なお酒ではありません。また、アルコールは吸収されても脂肪になりにくい一方で、肝臓がアルコールの代謝を優先するため、糖質や脂質の代謝が後回しになり、結果的にそれらが体に蓄積されやすくなります。
「お酒は飲みすぎれば太る」という基本を忘れずに、量や飲み方に気をつけましょう。

Q6.「カロリーゼロ」飲料はどれだけ飲んでも大丈夫？

A：カロリーがゼロなら、どれだけ飲んでも問題ない
B：カロリーがゼロでも飲みすぎには注意が必要

正解：B
【ポイント】
「ゼロカロリー」と書かれた飲み物には、アスパルテームやスクラロースといった人工甘味料がよく使われています。カロリーはとても少ないのですが、甘さを感じることで体が「糖分が入ってきた」と勘違いして、食欲が増し、余計に食べてしまうこともあると言われています。「ゼロだから大丈夫」と油断せず、飲みすぎないように気をつけながら、上手に取り入れるのがポイントです。

まとめ

ダイエットを成功に導くには正しい知識が大切です。
話題の情報に直ぐに飛びつくのではなく、自分の体に合うかどうかを見きわめる力を少しずつ身につけていきましょう。気になったことは、自分で調べてみるクセをつけると良いですね。

【参考文献】
栄養の教科書 / 中嶋洋子監修 / 新星出版社
日本人の食事摂取基準2020年版 / 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf
アルコールのエネルギー / e-ヘルスネット / 厚生労働省
https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/dictionary/alcohol/ya-059