特定保健指導の運用

特定保健指導「モデル実施」について

モデル実施

モデル実施による積極的支援

モデル実施による積極的支援は2018年度から実施されており、保険者の創意工夫による3ヶ月間の介入の成果を評価し、その終了基準(下記参照)を満たすことで特定保健指導を実施したことが認められます。

従来のプロセス重視型(ポイント取得型)の終了基準では成果が出にくかった減量効果(内臓脂肪の減少効果)の獲得を目指したものです。

モデル実施 基本的な流れ

〇厚生労働省へモデル実施計画書を提出【モデル実施開始前まで】

初回面接

〇 モデル実施計画書に沿った3ヶ月以上の保健指導(喫煙者には禁煙指導)

実績評価(腹囲2.0cm以上かつ体重2.0kg以上の改善を確認)

〇 厚生労働省へモデル実施実績報告書を提出【翌年度の11月1日まで】

モデル実施を採用する場合は「モデル実施計画書」と「モデル実施実績報告書」を厚生労働省に提出する必要があります。
特に実施計画を提出していない保険者様においてモデル実施をした場合は、特定保健指導とはみなさなれませんので注意が必要です。

「マイナス2・2チャレンジ」ではこれらの書類作成もサポートさせていただきますので、どうぞご安心ください。

モデル実施の達成(終了)の基準

モデル実施の評価は初回面接から3ヶ月経過後の数値(体重、腹囲)をもって終了基準に該当しているかを判定いたします。

終了の基準

  • 3ヶ月経過後の計測で当該年度の特定健康診査の結果に比べて腹囲2.0cm以上かつ体重2.0kg以上減少している
  • 又は当該年度の健診時の体重の値に、0.024を乗じた体重(kg)以上かつ同体重(kg)と同じ値の腹囲(cm)以上減少している
  • 合わせて、生活習慣の改善(栄養・食生活、身体活動、喫煙)状況を評価
    (※喫煙者に対して禁煙指導を実施していることも含まれます。)

実績評価の時点(面談から3ヶ月経過後)で腹囲及び体重の値が改善していない場合は、その後追加支援を実施し180ポイント以上に達すれば積極的支援を実施したこととされます。

【関連】体重・腹囲の改善を評価(モデル実施の効果検証報告)

マイナス2・2チャレンジにおける「モデル実施」

「モデル実施」は「マイナス2kg・マイナス2cm」という具体的な数値目標を設定することで、改善活動や終了後の経過にもよい効果をもたらすことがうかがえます。

マイナス2・2チャレンジではこの「モデル実施」の終了基準をプログラムの中心に据え、対象者様の健診結果、初回面談時の状況を考慮しつつ、各コースの参加者がマイナス2kg、マイナス2cmの数値目標を掲げ、3ヶ月経過後の達成に向けた減量活動をすすめて参ります。

ご質問等ございましたら、どうぞお気軽にお寄せください。

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