特定保健指導の運用

体重・腹囲の改善を評価(モデル実施の効果検証報告)

保健事業の動き

令和3年12月9日実施の第4期特定健診・特定保健指導の見直しに関する検討会(第1回)にてモデル実施の効果検証が報告されました。
ここではその概要を紹介させていただきます。

効果検証の方法

2018年度に、積極的支援の全てをモデル実施で実施した者(n=8,650)を対象に、2018年度→2019年度の健診結果の推移(モデル実施終了の効果検証)、2017年度→2018年度の健診結果の推移(モデル実施導入前後の効果検証)を比較しています。

主な結果

モデル実施導入前後の比較

従来の積極的支援終了者と同様に、モデル実施者(モデル実施終了者及びモデル実施未達成者で積極的支援終了者)は、積極的支援未実施者と比較して、翌年度の健診時に、ほとんどの検査項目で数値の改善傾向が認められました。

モデル実施終了の効果の比較

モデル実施終了者は、積極的支援未実施者と比較して、翌年度(2019年度)の健診時でも、腹囲及び体重が減少した状態を維持できているとともに、その他の収縮期血圧、HbA1c等の項目についても、数値の改善傾向(統計学的に有意差)が認められました。

一方で、積極的支援終了者は、積極的支援未実施者と比較して、翌年度(2019年度)の健診時において、検査項目の数値は、改善傾向を認めたものの、統計学的な有意差は認められませんでした。

【対象者の定義】
モデル実施終了者:(初回面接から)3か月(経過)後に(健診時より)2cm・2kgの改善を達成した者
積極的支援終了者(初回面接から)3か月(経過)後に(健診時より)2cm・2kgの改善を達成できず、従来の180ptの支援に切り換え、支援終了の条件を満たした者
モデル実施者:モデル実施終了者及び積極的支援終了者
積極的支援未実施者:積極的支援の対象者であったが、特定保健指導を受けなった者

参照URL

詳細につきましては下記をご参照ください。

第4期特定健診・特定保健指導の見直しに関する検討会

第4期特定健診・特定保健指導の見直しに関する検討会
厚生労働省の第4期特定健診・特定保健指導の見直しに関する検討会を掲載しています。

モデル実施の効果検証分析<報告書>

https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/000863343.pdf


マイナス2・2チャレンジは「モデル実施」の終了基準をプログラムの中心に据え、3ヶ月経過後の達成に向けた減量活動をすすめて参ります。
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