保険者様へ
この記事は特定保健指導に選ばれた対象者様に、保健指導のチャンスを十二分に活かし、自分事としてそのメリットを理解した上で、ご自身の取り組みとしてその一歩を踏み出して頂きたい、という意図のもと作成しております。
「マイナス2・2チャレンジ」の目指す特定保健指導のメッセージです。
各保険者様の保健事業の運営に多少なりともお役立ていただければ幸いです。
特定保健指導を自分事に。対象者へのメッセージ
特定保健指導の対象者に選ばれたあなた。
もしかして「運が悪かった・・・」とマイナスに捉えてしまっているかもしれませんね。
体重を落とすため、健康になるためと、アレもダメ、コレもダメ、今まで普通だったことが急にできなくなる不自由さと不安、大いに共感いたします。
しかしながら、ここは考えどころです。
時間の経過とともに、あなた自身と、そしてあなたの40年来の大切な相棒である「あなたのカラダ」との関係は、ちょっとギクシャクしている部分が見え隠れしているようです。
(何か思い当たること・・・ありますか?)
いままでずっとがんばってくれたパートナー、そしてこれから先もずっとお付き合いするパートナーとして、このあたりで「あなたのカラダ」にちょっと楽をさせてあげるのはどうでしょう?
そのために、あなた自身に何かできることはありますか?
特定保健指導に選ばれたこの機会を活かして、今「あなたのカラダ」に、あなた自身がしてあげられることを、一緒に考えてみましょう。
もちろん、できる範囲で結構です。
何かを、どこかを見直してあげることで、きっと「あなたのカラダ」は益々頼れる味方となって、あなたの人生に大きな喜びや楽しみを運んできてくれるはずです!
まさに、カラダが資本。
このチャンス、是非有効にお使いいただけることを期待しております!
受けて得する「保健指導」、押さえておきたい10の視点
40歳あたりからの身体の変化、あなたが悪い訳ではないけれど、今までと同じようにはなかなかいきません。
年齢とともに低下してしまう基礎代謝。ちょっと気にかけてみるといいですね。
大人の階段を上っていくと、みんなが直面するあの現象。
基礎代謝の低下や生活環境の変化により、たまりやすい余計なお肉。(特に注意したいのは内臓脂肪)
健診の結果は「カラダ」からのメッセージです!
普段は実感がなくても、健診結果を通して、あなたのカラダは注意シグナルを送っています!
今回の健診の結果、少し「カラダ」は改善が必要な事情を抱えているようです。
転ばぬ先の杖、病気になってしまう前に「予防」をこころがけましょう。
この後の長い人生を、あなた「自身」とあなたの「カラダ」が上手につきあっていくために。
ここでしっかりと、「今」の状態を見直すことが、これからの人生の大きな岐路になる、かもしれません。
あなたとカラダが向き合うためにはちょっと工夫がいるかもしれません。
当たり前だと思っていたけれど、実は見直しが必要な「いつもの習慣」、あるかもしれませんね。
カラダとの対話のお手伝いをさせてください。
わかりやすく現状を伝えてくれる専門家(管理栄養士)との面談や、メールでのアドバイス、上手く使って一歩を踏みだしましょう!
カラダからのメッセージにちょっとだけ耳を傾けてみましょう。
今までの生活のどこか、何か少しを変えてみる。大切なのは毎日の積み重ね、ちょっとの変化を続けていきましょう。
なりたい自分に向かって進む、目標と通過点。
「なりたい自分」に近づく道のり、その通過点としてマイナス2kg、マイナス2cmをまずは目指してみましょう。
大人だもの、カラダに優しい毎日の習慣
3ヶ月後にはカラダに優しい「良い習慣」を自然にこなせる、何かがかわった自分に出会えるかもしれませんね。
今ではなく、これから。そのための3ヶ月を。
カラダの改善は今だけのことではありません。
本当に大切なこれからのあななたの日常に向けて、この3ヶ月の保健指導を是非、有効に活用してください。
あなた自身と「あなたのカラダ」がこの後も最高の相棒でいられるよう、応援しています!
保険者様へ
本テキストは対象者様に向けた保健指導のメッセージです。
特定保健指導への理解の促進や告知の材料として、各保険者様の状況にあわせ、(編集や加筆等)ご随意にご活用いただければと思います。